2023年06月28日

南北戦争(アメリカ)【基礎のまとめ】

南北戦争前のアメリカ南部
南部では綿花の栽培を主とする大農園のプランテーションが発達していた。
奴隷制(どれいせい)を取り入れ、アフリカから多くの黒人奴隷を連れてきて働かせていた。
州の権限や自治を強める州権主義(反連邦主義)の立場だった。
綿花の輸出がしやすかったため、連邦政府が貿易を規制しない自由貿易を求めた。

南北戦争前のアメリカ北部
北部では商工業が発達していた。
奴隷制には反対していた。
連邦政府の権限を強める連邦主義の立場だった。
イギリスからの輸入品に対抗できなかったため、連邦政府が輸入品に関税をかける保護貿易(保護関税政策)を求めた。

民主党(みんしゅとう)
アメリカの二大政党の一つ。
1820年代、ジャクソン支持者により結成。
南北戦争のころは南部の大農園主らを地盤とした。

共和党(きょうわとう)
アメリカの二大政党の一つ。
1854年、奴隷制度に反対して結成。
南北戦争のころは北部を地盤とした。

リンカン(リンカーン)
1809年~1865年
アメリカ合衆国第16代大統領(1861年~1865年)。
ケンタッキー州の出身で下院議員となり、共和党に加わった。
連邦制を維持しようとしたが、南北戦争となって奴隷解放宣言を出した。
ゲティスバーグの戦いの追悼式典で「人民の、人民による、人民のための政治」という演説をした。
南北戦争後に暗殺された。

アメリカ連合国(アメリカれんごうこく)
南部の諸州がアメリカ合衆国を脱退してつくった国。
首都はヴァージニア州のリッチモンド
ジェファソン=デヴィスが大統領となった。
1861年に共和党のリンカンが大統領となると、それに対抗して結成された。
1865年、南北戦争に敗れて崩壊した。

南北戦争(なんぼくせんそう)
1861年~1865年
アメリカ合衆国と分裂した南部のアメリカ連合国による内戦。
南軍がサウス=カロライナ州にあった北軍のサムター要塞を攻撃して始まった。
当初は南軍の総司令官リーが有利に進めたが次第に北軍が勝利するようになり、最大の激戦となったペンシルヴェニア州のゲティスバーグの戦いでも北軍が制した。
首都のリッチモンドが落とされると、南軍のリーは北軍の総司令官グラントに降伏した。
約62万人の戦死者を出し、アメリカ合衆国が行なった戦争の中で最多となった。

奴隷解放宣言(どれいかいほうせんげん)
アメリカの奴隷を自由にすることとする宣言。
南北戦争中の1863年、リンカンが発した。
南軍側の州の奴隷のみを解放し、北軍側は対象外だった。
1865年の憲法修正第13条で、正式に奴隷制が廃止となった。
しかし、黒人はシェア=クロッパーという小作制度で従属させられたり、激しい差別が残ったりした。

南北戦争後のアメリカ
南北戦争中の1862年に自営農民を育成させようとするホームステッド法が成立し、西部開拓が進んだ。
1867年にはロシアからアラスカを買収した。
1869年には東部と西部を結ぶ大陸横断鉄道(たいりくおうだんてつどう)が開通した。
posted by 歴史教育研究 at 19:15| まとめ 19世紀のヨーロッパとアメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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